12.1.1 ガイド:スプリントプランニング 1
目的
どのようにアイテムを分配するか決める
チーム間で協働できることが無いかを探し、どのように協働するか議論する
チーム数とアイテム数が多くなると複雑な作業になるため、 SP1 では優先順位や分配にフォーカスして話し合う
タイムボックス
2 週間スプリントであれば、 SP1 も SP2 も 2 時間が最長
スプリント期間が異なる場合はスプリント期間と時間の比率を維持すること
参加者
PO
チームの代表者(1 名)
SM はチームメンバーではないので代表者に含めない
代表者は徐々にローテーションする
SM (最低 1 名)
必要であれば
プロダクトマネージャーやユーザー
LeSS の導入初期段階では知識の格差があるので、 SP1 で小さな質問が度々出てくる。そのため、適宜そういった質問に回答できる他の専門家(プロダクトマネージャーやユーザーなど)を呼ぶことを検討する
アイテム選択に関わる QA
プレ分割 MTG は必要? → 不要。 SP1 の最中にアイテムの分割をするほうが良い
決断を "できる限り遅らせること" で多くの情報を集め、より良い選択ができるようになる
多くの選択肢を残しておくことでチームのプロダクト全体思考を促進できる(これにより組織のアジリティを高めることができる)
PO がアイテムを分割する? → チームが分割するのが好ましい
PO の労力を減らすため
自己管理チームを促進するため(これによりアジリティを高めることができる)
チームがよく知らないアイテムを選択肢た場合、チームの学習につながる
チームがプロダクトに対して高い次元のオーナーシップを持つことにつながる
チームがアイテムを奪い合うべき? → チームが意欲的な状態である場合は SM が意思決定方法を提案する
提案する方法は何でも良い(腕相撲とかでもいい)が、 PO が最終的に決められる権限があることを重要視して決める
クリティカルなアイテムやリスクの高いアイテムは特定のチームに対応してもらいたいことがある
PO がチームに対してアイテムの選択や送料を指示しなければならないと感じる場合、何か大きな問題が隠されている可能性が高い